こんにちは!YTです。
今回は4月のバスの釣り方を解説していきます。
4月に入ってだいぶ暖かくなったし、そろそろバスも釣りやすくなってるんじゃないかな。
そう思って釣りに行ったけど、なかなか釣れない…。
- 4月のバスってどうやって釣るのかな?
- 4月によく釣れるルアーって何かな?
そんなお悩みにお応えします!
この記事を読むことで、
- 4月のブラックバスの行動パターン
- 4月によく釣れるルアー
- 4月に魚がよくいる場所
が分かるようになりますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
4月は産卵の時期
4月は、ブラックバスにとっての一大イベントである産卵があります。
一言に産卵といっても、産卵は3段階に分けて考えることができます。
- 産卵前(プリスポーン)
- 産卵中(ミッドスポーン)
- 産卵後(アフタースポーン)
なぜ3段階に分けて考えるのかというと、
それぞれの段階で魚がいる場所が変わってしまうからです。
そのため、
それぞれの段階に合わせて釣り方や狙う場所を変えてあげなければ、
4月はなかなかバスを釣り上げることができません。
産卵時は、釣れる時/釣れない時 がはっきり分かれる
産卵の時期は、釣れる時(➀)/釣れない時(➁、➂)がはっきりと分かれるので、注意が必要です。
結論から言うと、
4月は、釣りやすい段階(➀プリスポーン)にある魚だけに狙いを絞ることで、釣れる確率が高まります。
釣れない段階(➁、➂)のバスを釣ろうと思っても、なかなか釣るのは厳しいです。。。
以下、それぞれの段階について詳しく説明していきます。
実際に2023年4月の暦を例に、今年の釣り時を考察していきますよ!
➀ 産卵前(プリスポーン)
産卵前の段階では、バスは産卵に向けて体力を蓄えるために、必死でエサを追い求めています。
1年の中でも有数のバスが釣れるタイミングです。
体力のある大型の個体(50cm〜)であれば、早い魚で2月中旬のバレンタインデー(2/14)あたりから浅場に上がってきて、エサを探し始めます。
(目安となる水温:8℃〜)
そして、3月中旬になると、40cm程度の中型以上の個体もたくさん浅場に上がってきてエサを探します。
(目安となる水温:12℃〜14℃)
↑この魚が最も釣りやすいので、サイズ問わずとりあえず魚を釣りたいのであれば、この魚を狙うイメージです!
最後に、遅い個体でも4月中旬までにはすべて浅いところにやってきて、産卵モードに入るイメージです。
➁ 産卵中(ミッドスポーン)
オスが産卵床を作り、そこにメスが気に入った場所を選んで産卵します。
産卵床は、
- 日当たりがよく、
- 水通しのいい、
- ハードボトム(岩や木が沈んでいるところ)
など、好条件な場所に作られます。
そして、
魚は、満月と新月(大潮)のタイミングで産卵する傾向にあります。
(目安となる水温:18℃〜)
今年であれば、2023年4月20日(木)(新月)です。
この日の前後3日ほどの間(4/17(月)〜4/23(日))に、たくさんのブラックバスが産卵のために浅場に上がってくると思われます。
ただ、
産卵真っただ中のブラックバスは、何をしても釣れません。。。
産卵3日前くらいから、ホルモンバランスが崩れて食性が失われ、産卵モードに入るからです。
産卵真っただ中のバスは狙わない方が吉です。
どのみち釣れませんので。
※月齢による産卵時期の見極めは、あくまでも目安です。
ここまで、魚の産卵のタイミングを月齢で考えいますが、もちろん例外もあります。
- 全ての魚が同じタイミングで産卵に入るわけではなく、個体差がある。
- それに、暖かい日が長く続いた後の雨、などの天候や気温の変化によっても産卵は促される。
ただ、天候や気温は予測が難しい不確定要素です。
人間が判断できる確実に変わることのない指標として、
月齢を基準にすることで産卵のタイミングを考えやすくなる
というわけです。
➂ 産卵後(アフタースポーン)
産卵後のバスは、オスとメスで行動パターンが異なります。
結論から言うと、
産卵後は、オスもメスもエサを求めておらず、釣れないです。
どちらも狙わない方が吉です。
メスのバス
産卵後のメスは、疲れ切っていて全然動けなくなります。
3日ほどは産卵床でじっと休んで、少し動けるようになったら一段下に落ちて本格的な休みに入ります。(1か月程度)
一段深いところでは、居心地のいい障害物(岩場や沈み木など)に身を寄せてふら~と浮いて体力回復に努めます。
産卵後のメスのバスは、まだ動ける体力もなく、産卵を引きずって食性も戻っていないので、全然エサを追い求めていません。
どのみち釣れませんので、はなから狙わなくていいです。
オスのバス
産卵後はオスのバスが付きっきりで卵を守ります。
産卵から2、3日で卵は孵化し、2〜3週間程度で稚魚はある程度大きくなります。
その間、オスのバスはずっと付きっきりで、何もエサを食べずに、ブルーギルやザリガニなどの外敵から子どもを守ります。
本当に、自分の命に代えてでも我が子を守るために、自分がいくら餓死しそうになったとしても我が子を守ろうとします。
※この時期のオスのバスは、何も食べないというより、食べることができない といった方が正しいかもしれません。
本能的に食性を落として、何も食べないようにしています。
その理由は、自分が我が子まで食べてしまわないようにするためです。
魚に感情はなく、我が子を判別することはできません。
本来であれば、我が子であれ、目の前に小魚が群がっているようであれば、食べてしまうのが性(さが)です。
それでは我が子を守ることができないので、本能的に食性を落として、何も食べられなくすることによって我が子を守っているのです。
産卵後のオスのバスも本能的にエサを求めていないため、釣れません。
メスのバスと同様に、はなから狙わなくていいです。
産卵から回復し始めるとまた釣れるようになる!(5月中旬以降)
ここまで、
産卵後のバスはオス/メス問わず釣れないので、狙わなくていい
と説明してきました。
ですが、それも
産卵から1か月ほど経って、ある程度体力も回復してくると、
また1年の中でも有数の超釣れやすい時期になります!!
5月中旬くらいから始まっていきます。
- 水温もちょうどよく
- 食性も戻ってきて
- 体力も付けなければならない
エネルギーの蓄え時で、ガンガン、エサを追い求めます。
5月中頃になるのを楽しみにしていてください♪
※実際には、いろんな状態の魚が入り混じっている
ここまでの話をまとめると、
4月によく釣れるのは、
➀産卵前(プリスポーン)の魚 だけ
ってことになります。
それなら、よく釣れるのは4月中旬より前だけなのか~と思われるかもしれませんが、
実はそうでもないんです!
実際には、
- バスが産卵に入る時期には個体差がある
- 大型の個体になると1シーズンに2,3回産卵する個体もいる
ので、
4月は、産卵の3段階(➀産卵前、➁産卵中、➂産卵後)の
いろんな状態の魚が入り混じっています。
4月のバスの釣り方
4月は、産卵の3段階(➀産卵前、➁産卵中、➂産卵後)の
いろんな状態の魚が入り混じっている。
その中で、
産卵前の魚だけを選ぶ釣りができれば、
4月の間ずっと安定して魚を釣ることができます!
とはいえ、やり方はそんなに難しくありません!
産卵前の魚を選んで釣るためには、
巻物系ルアー(スピナーベイト、クランクベイトなど)で広範囲を手早く探っていく釣りが有効。
エサを積極的に探している魚だけを拾っていくようなイメージです。
場所は、浅場だけに絞ってOK!
4月のおすすめルアー
そして、
4月になると水温がだいぶ上がるので、水に濁りが入ってきます。
水が濁っていると、バスがルアーを見つけづらくなるため、
- アピール力が大きく
- ボリュームも大きく
- ゆっくり強波動
なルアーが効果的になります。
4月のおすすめルアー➀
Bカスタム(デプス)5/8oz
アマゾン公式サイトはこちら
筆者自身、春によく釣れているイチ押しルアー!
ハードボトムを探すイメージで、投げて沈めてゆっくり巻いて使っています。
- 重さ:5/8oz(約18g)
- シルエットの大きなスピナーベイト
- 水を強く受けてボディ全体が振動する。
- 水をかき混ぜて強い波動で魚を寄せる。
チッパワRB SLOW FLOATING(ニシネルアーワークス)
アマゾン公式サイトはこちら
- 全長:62㎜
- 自重:16.5g
- 潜行深度:MAX 1.8m
水深〜50cmの浅いところで中層をゆっくりテロテロ巻くことができる、春にとても有効なクランク。
産卵前のバス探しに最適!
- 水中でゆっくり浮き上がるSLOW FLOATINGモデル
- ノーマルのチッパワRBより浮力が抑えられている
- 投げやすい!よく飛ぶ!使いやすい!
- 使っていてとても楽しいクランク♪
- 強すぎず弱ずぎない巻き抵抗で、1日中気持ちよく投げ続けることが出来る
まとめ
以上、4月のバス釣り解説でした。
4月は産卵の時期。
産卵には3段階ある。
- 産卵前(プリスポーン)
- 産卵中(ミッドスポーン)
- 産卵後(アフタースポーン)
よく釣れる狙い目は、➀ 産卵前の魚
巻物系ルアー(スピナベ、クランク)で浅場を広く手早く探っていくといい。
いろいろな理屈をつけて4月のバス釣りを考えていきましたが、
予想外のタイミングで予想外の大物が釣れることも多々あるのが、実際のバス釣りです。
純粋に釣りを楽しむ心を忘れずに、何も考えず釣り場に立って、釣れるときを待つのもまた一興だったりします。
とりあえず、釣りに出掛けてみてください!
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。