こんにちは、YTです!
バス釣りをこれから始めてみよう!、始めたばかり!という方で、
- バス釣りってルアーが多すぎて、どれを使えばいいか分からない…
- ぶっちゃけこんなにルアー必要ないんじゃないの?
- 一番釣れる最強のルアーって何だろう?
こんなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?
そんなアナタへ!
この記事では、筆者がバス釣り最強神ルアーだと思っている“スピナーベイト”についてまとめています。
ちょっと長文ですが、本当は教えたくない筆者が知っているスピナーベイトの全てを説明しています。
筆者は、これまで10年のバス釣り歴の中で、
スピナーベイトを使わない日はなかったくらいにスピナーベイトを愛して使っています。
1年間スピナベ縛りの修業を積み、スピナベの奥深い世界に入りました。
並みの釣り人にはスピナベの釣り・知識・愛で負ける気がしません!
ぜひこの記事を参考にスピナベでバスを釣りまくってもらえると大変うれしいです!
スピナーベイトとは?
スピナーベイトは、
- ブレード
- ワイヤー
- ヘッド
- フック
- スカート
からなる、ちょっと変わった見た目のルアーです。
初めてスピナーベイトを見た時は、「こんな変なルアーで本当に魚が釣れるの?」と思っていました。
スピナーベイトは、水中でブレードが高速回転することによる
- フラッシング(きらめき)
- バイブレーション(振動)
- 金属音
でバスにアピールする、小魚を模したルアーです。
主な使用方法はただ巻きです。
ただ巻くだけでよく釣れて、根掛かりしにくいルアーなので初心者にもおすすめです。
また、スピナーベイトは知れば知るほどに奥が深いルアーで、初心者だけでなくベテランの釣人の中にも愛用している人が多いです。
バス釣り上級者にはスピナーベイトを極めている人が多いように感じています。
スピナーベイトはなぜ最強なのか
筆者がスピナーベイトをバス釣り最強ルアーだと考えているのは、以下の3点からです。
- ただ巻くだけでバスが釣れる
- 根掛かりしづらい
- 使い方は無限大
➀ ただ巻くだけで簡単にバスが釣れる
投げてただ巻くだけで簡単にバスが釣れるので、初心者にもやさしいルアーです。
ただ巻いているだけでブレードが自動的に高速回転し、
- フラッシング(きらめき)
- バイブレーション(振動)
- 音
の合わせ技でバスにアピールします。
➁ 根掛かりしづらい
岩や沈み木、水草などの障害物の中を通してきても根掛かりにくいため、初心者でも使いやすいです。
フックとワイヤーが一直線上にあり、ワイヤーが先に障害物に当たることでハリが引っかかるのを防ぎます。
バスは鳥や人などの天敵から身を隠したり、小魚やエビなどのエサを捕食したりするために、障害物周りに身を潜めていることが多いです。
ここは引っかかりそうだけど…と思うような障害物の中に恐れずルアーを通すことで、釣れる可能性は飛躍的に高まります。
スピナーベイトは何かしらの障害物を通すのを前提としたルアーだと言っても過言ではないです。
筆者自身、これまで数十匹のバスをスピナベで釣ってきましたが、そのほとんどが岩や沈み木などの障害物周りで釣れています。
何もないところで釣れたバスは、ただのラッキーパンチくらいに思ってます…。
➂ 使い方は無限大
スピナベは表層、ボトム(底)、中層の全レンジ(水深)を自由自在に引くことができます。
そして、
- ただ巻き
- 表層速巻き
- ジャーク
- フリーフォール
- カーブフォール
- シェイク
- リフト&フォール
- スローロール ←1番釣れます!
など、あらゆる使い方が可能です。(詳しい使い方を↓で解説しています!)
何かに特化したルアーではありませんが、何でもそつなくこなします。
スピナーベイトの使い方
筆者がよく使っている使い方を、難易度順に解説します。
ただ巻き(難易度:★☆☆☆☆)
投げてただ巻くだけ。
これだけでも釣れるときは釣れます。
表層速巻き(難易度:★★☆☆☆)
ブレードが水面を割るくらいにリールを速く巻く使い方。
朝夕のマズメ時、バスが水面を意識するタイミングに有効です。
魚目線で見ると、水面は鏡のように反射していて、ルアーだと見切られにくいです。
ジャーク(難易度:★★★☆☆)
ロッドを強く煽って、ルアーを一瞬だけピッと激しく動かすアクション。
ただ巻きに付いてきているバスに、リアクションで口を使わせるようなイメージで使います。
フリーフォール(難易度:★★★☆☆)
ルアーを投げて、糸をたるませた状態でルアーを沈めると、ルアーは真下に沈んでいきます。
これがフリーフォールです。
フリーフォールは、至近距離から深いところへルアーを沈めることができます。
カーブフォールは沈み込ませるのに距離が必要で、至近距離から深いところへルアーを落とすことはできません。
ただ、フリーフォールだと、ブレードがきれいに回っていないことが多いように感じています。
筆者の経験上、ブレードがきれいに回っていないときにバスは釣れません…。
ブレードが常にきれいに回るようにカーブフォールでルアーを沈めた方がよく釣れると感じています。
カーブフォール(難易度:★★★☆☆)
ルアーを投げて、糸を張った状態でルアーを沈めると、ルアーは手前斜め方向に沈んでいきます。
これがカーブフォールです。
カーブフォールさせることで、ブレードをきれいに回転させながらルアーを沈めることができます。
フリーフォールでは、ブレードがきれいに回っていないことがよくあります。
この状態ではバスは釣れません…。
上の動画のように、
ゆっくり巻きながらのカーブフォールは、巻かないカーブフォールよりゆっくり沈めることができます。
近距離から深いところへルアーを沈めたいとき以外は、全てカーブフォールでいいです。
シェイク(難易度:★★★★☆)
竿をチョンチョン動かしながら巻いてくるアクション。
スピナベのスカートがフワフワ揺れながら進み、ただ巻きよりアピール力がアップします。
いつもより水が濁っている時など、アピール力が欲しいときに有効です。
シェイクのコツ
- 糸を緩めて→張って→緩めて→張って→…とシェイクする
- スタートは「緩める」から
- シェイクを始めるときに、竿をちょっと戻して糸のたるみを作る
キモです!
リフト&フォール(難易度:★★★★☆)
- ロッドを上下に動かしたり、
- リールの巻き速度に緩急をつけたり
して、ルアーを浮き沈みさせるアクション。
主にディープ(水深4m〜)で使います。
深いところでただ巻きするとどうしてもルアーが浮いてきてしまいますが、
リフト&フォールさせることで丁寧にボトム(水底)スレスレを引いてくることができます。
ロッドを構える高さやリールの巻き速度の緩急で、ルアーの浮き沈みを操作します。
- ロッド
- 上に構えると、ルアーは浮きやすい。
- 下に構えると、ルアーは沈みやすい。
- リール
- 速く巻くと、ルアーは浮きやすい。
- ゆっくり巻くと、ルアーは沈みやすい。
スローロール(難易度:★★★☆☆)
ボトムに着くか着かないかギリギリのところを、ブレードが回転するギリギリのスピードでゆっくり巻く釣り方。
「カーブフォール」+ ゆっくりな「ただ巻き」+「リフト&フォール」のコンビ技です。
ルアーが水底に当たるのを感じて水中の地形をイメージしながら、ルアーが水底に着きすぎず浮きすぎないように巻きます。
難易度は高いです。
ですが、ディープの、あまり釣られたことのない(=プレッシャーのかかっていない)バスを狙うことができます。
バスを狙いつつ、地形を把握することもできる一石二鳥な使い方になります。
地形把握はスピナベ以外の釣り方にも活きてきます!
スピナーベイトで釣るためのコツ
水中できれいにブレードが回り続けるよう意識すること。
これが、スピナーベイトの釣りでの1番のキモです!
筆者は、これに気付くのにものすごく時間が掛かりました…。
これに気付いてから釣れるバスの数があきらかに増えました。
「常にブレードを回転させること」
当たり前だろ(笑)って思われるかもしれませんが、今日これだけは覚えていってほしいです!
スピナーベイトはいろんな使い方ができます。
ひとつの使い方にこだわらず、自由な発想でトライ&エラーを繰り返すことが、より多くのバスを釣るための近道です!
自分だけのロッドアクション、リズムを見つけて、気難しいバスを攻略しましょう!
スピナーベイトの使いどころ
スピナーベイトの
- 高いアピール力
- テンポの良さ
- 根掛かりのしづらさ
から、
これらの状況が使い時です!
- 広大なエリアを探りたいとき
- 初めてのフィールドで、そもそもそこにバスがいるのか分からない
- 通い慣れたフィールドでも、その時どこにバスがいるのか知りたい
- 障害物の中を探りたいとき
- 地形を把握したいとき(スローロールがおすすめ)
スピナーベイトの選び方
スピナーベイトは、ヘッドの形状や重さ、ブレードの形状や色などで様々なバリエーションがあります。
結論から言うと、
とりあえずの一番最初は、
- 重さ:3/8oz(10.5g)
- ブレードタイプ:タンデムウィロー(前:コロラド、後ろ:ウィローリーフ)
- 色:ボディは白、ブレードは金or銀
のスピナベを使っておけば間違いないです。
以下、各パーツごとに詳しく説明します。
ヘッド
重さ
初めての方には、3/8oz(10.5g)をおすすめします。
1番ベーシックで使いやすい重さです。
スピナベには大体↓のラインナップりまります。
- 1/4oz(7g)
- 3/8oz(10.5g)
- 1/2oz(14g)
- 5/8oz(17.5g)
- 3/4oz(21g)
- 1oz(28g)
ルアーの重さ表記には、オンス(oz)が使われます。
1oz=28gです。
重さの使い分けには、2パターンあります。
➀ ルアーを引く深さ
- 浅いところは軽く(1/4oz(7g)〜1/2oz(14g))
- 深いところは重く(5/8oz(17.5)〜1oz(28g))
➁ ルアーを引く速さ
同じ水深を引く場合は、
- 軽いもので、ゆっくり
- 重いもので、速く
※注意※
スピナーベイトのパッケージに表記されている重さは、ヘッドのみの重さです。
ブレードやアームを合わせたスピナベ全体ではおおむね+10gとなるので、注意してください。
ヘッド形状
ヘッドの形状は主に3タイプです。
このうち2タイプを組み合わせたようなヘッド形状もあります。
(例.低重心で水を受ける/低重心ですり抜けがいい)
➀ 低重心タイプ
- ヘッドの断面が水滴のような形
- スイム姿勢がふらつきにくく安定しする
- 浮き上がりにくい
➁ 水を受けるタイプ
- ヘッドの幅が厚い
- 水の抵抗を受けて、ヘッド自体が振動する
- 水押し、振動で強くバスにアピール
➂ すり抜けのいいタイプ
- ヘッドの幅が薄い
- 水の抵抗を受けず、ヘッド自体は振動しない
- ブレードの振動がダイレクトにヘッドへ伝わる
- 比較的ナチュラルな振動でバスにアピール
ブレード
形状
2タイプあります。
➀ ウィローリーフ
- フラッシング(きらめき)が強い
- 振動(バイブレーション)が弱い
- ブレードの回り出しが悪い
- 一度回りだすと安定して回転する
➁ コロラド
- フラッシング(きらめき)が弱い
- 振動(バイブレーション)が強い
- ブレードの回り出しが良い
- 回転は不安定
ブレードカラー
組み合わせ
2つのブレードの組み合わせ方で、以下5タイプに分かれます。
スピナベ初心者の方へのおすすめは、
タンデムウィロー(前にコロラド、後ろにウィローリーフの組み合わせ)
- 手元にしっかりルアーの振動(=ブレードの回転)が伝わるので、違和感(魚が食ったかな?ブレードがきれいに回っていないかな?など)を察知しやすい。
- フラッシング(きらめき)も強い。
- 比較的浮がき上りにくくもある。
と、バランスがいいです。
おすすめカラー
筆者の経験上、おすすめカラーが2つあります。
この2カラーを参考にお好みのカラーを選んでみてください。
結局は自分が好きな色を使うのが一番なので、参考程度にどうぞ!
➀白系スカート + ゴールドブレード
筆者が最もデカバスを釣っているのが、このカラーです。
サイズも数も釣れます。
白は最強だと思っています。
- かけ上がりや岩がたくさん転がっているハードボトム
- 朝夕マヅメや雨のの降り始めなどのここぞというタイミング
など、
ここぞ!という場所・タイミングで高確率でデカバスを釣ってきてくれました。
➁スモーク系スカート + ガンメタブレード
こちらはナチュラルなカラー。
水が透明できれいな場所や晴れわたって風も吹かない昼下がり
など、
今はちょっと釣れないだろうな…という場所・タイミングでも意外とバスを釣ってきてくれます。
スピナーベイトの選び方 まとめ
スピナーベイトのはじめの1個におすすめはこちら!
- 重さ:3/8oz(10.5g)
- ブレードタイプ:タンデムウィロー(前:コロラド、後ろ:ウィローリーフ)
- 色:ボディは白、ブレードは金or銀
おすすめスピナーベイト5選
筆者の1軍スピナーベイトを紹介します。
今現在、釣具店で買うことができるスピナベは、大体1回は試しに使っています。
その中で選りすぐりの5品です。
どれもイチ押しなので、興味が沸いたものを使ってもらうといいです!
➀ アパッチ(ミブロ)
筆者の一番の推しで、隙のない理想的なスピナベ。
各パーツ全てに設計者のこだわりを感じます。
アーム
- 線径1.0mm SUS301 ハーキュリーワイヤーを使用。
- スピナーベイトのワイヤーは、SUS304 ステンレス線が一般的ですが、アパッチはあえて高価なバネ材を使用。
- バネ材は、ブレードの振動をロスなくダイレクトにヘッドへ伝える。
- 太くて丈夫なワイヤーなので、魚が釣れても曲がらない。
ブレード
- 水の抵抗を受けにくい小さなブレードは、浮き上がりが抑えられます。
- ディープをスローに巻くような一定レンジをキープする使い方がやりやすいです。
フック
- 大きなフックを搭載。
- 日本のスピナベはアシストフックの装着を前提に作られているため、フックが小さいものが多いが、このアパッチは違う。
- 一般的にアシストフックを付けることで魚への針掛かりが良くなるとされているが、それと引き換えに根掛かりのリスクも増えます。
- 筆者はアシストフックを付けるより、初めから大きなフックが搭載されている方がいいと思っています。
ヘッド
- 障害物へのすり抜けに優れる薄いヘッド形状。
- 低重心でもあり、水中でモノに当てながら引いても横倒れしにくい。
- 薄いヘッドは水流を受け流すため、ブレードの振動がダイレクトにヘッドへ伝わる。
※ヘッド自体が水流を受けて振動するスピナーベイトも多く存在します。
ヘッドの振動とブレードの振動が合わさると相乗効果になると思われがちですが、実はそうではありません。ヘッドの振動とブレードの振動は相殺しあってしまいます。
ヘッド形状は水を受け流す薄いものがおすすめです。
➁ ドーン(ジャッカル)
大人気バス釣りユーチューバー秦拓馬プロがプロデュースしたスピナベ。
こちらもアパッチと同く弱波動で、レンジキープしやすい。
1.0mm経のワイヤー採用で、バスが釣れてもワイヤーが曲がりにくい。
ヘッドの横にフィンが付いており、より浮き上がりにくい形状になっている。
➂ Bカスタム(デプス)
琵琶湖を中心に大人気、発売から30年近くたった今でも釣れる名作。
アパッチ、ドーンと同じく弱波動で、太いワイヤ採用の頑丈なスピナーベイト。
➃ハイピッチャー(O.S.P)
言わずと知れた名作。
2004年発売〜現在に至るまで、全国の最前線で使われ続けています。
- コンパクトなシルエット
- 安い
- たくさん数釣れる
- サイズ問わず釣れる
から、日本のバサーなら全員使ったことあるんじゃないかというレベルで大人気なルアーです。
ブレードはパワフル系で、ぶ厚いブレードが、大きな弧を描いて回ります。
コンパクトなシルエットとパワフルなブレードのギャップがよく釣れるキモだと思います。
➄ビーブル(ボトムアップ)
上下のアームにまたがるようにつけられた唯一無二のブレード「スプリッター」が「横揺れ」を発生させ、
魚が身をくねらせて泳いでいるかのようにスカートを躍らせます。
ボトムアップのルアーは、他社を圧倒する豊富なカラーラインナップも魅力です。
かゆいところに手が届くような、ユーザー目線のラインナップになっていて、こんなにカラー増やして採算とれるのかな、とちょっと心配してしまうほどです。
みなさんにとっても、この色いい!というカラーが1つは見つかると思います。
↑ブレードのツヤ感が異なる2色。
こんな細かなカラー違いまで、ラインナップしてくれています。
おすすめタックル(ロッド、リール、ライン)
簡単にまとめると、
- ロッド:6ft10in Mパワーのベイトロッド
(例)ポイズンアドレナ1610M(シマノ) - リール:ハイギア(ギア比7:1程度)
(例)22メタニウムシャローエディション - ライン(糸):フロロ14lb
(例)R18フロロリミテッド(シーガー)14lb
をおすすめしています!
↓詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
最後に
以上、スピナーベイト完全解説でした!
ぜひ皆さんもスピナベを使い込んで、バス釣りの奥深さを感じてみてください。
スピナベは練習中でもたくさんのバスを釣ってきてくれるので、楽しみながらレベルアップできますよ!
長文になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。