こんにちは!YTです。
- 2月って冬?春?
- 2月はまだまだ寒いから釣れないんじゃない。
- 春が始まるのは3月からでしょ。
と思っている人が多いですが、実はそうではありません。
バス釣りの春は2月中旬から始まります。
体力のあるデカバスは、産卵に向けていち早く行動開始しているのです。
早春は大きなバスだけに狙いを絞って釣ることができ、
バスもルアーにスレていないため、
賢くて普段はなかなか釣れないデカバスを初心者にも釣りやすい時期です。
筆者自身も早春は丸々したコンディションのいいバスがたくさん釣れてきたので、早春は大好きです♪
この記事では、早春のブラックバスの行動パターンと、それに基づく釣り方を解説しています。
まだ周りが釣りを始めていないときにより早くスタートを切って、ひとりで先にいい思いしちゃいましょう♪
早春とは
早春は、
- 時期:2月中旬〜3月中旬まで
- 水温:8℃〜14℃(※あくまでも目安です。)
梅の花が咲く頃です。
産卵のために、バスが一年の中でも特にエサ食べたい!と思っている時期になります。
ブラックバスの季節進行は暦(二十四節気)どおり?!
〇二十四節気とは
二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。
今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。
暦(二十四節気)でいうと、早春は雨水(うすい)2/19〜春分(しゅんぶん)3/21に当たります。
〇 バスは暦で動いている?!
ブラックバスは、水温変化よりも日光によって季節を感じていると思っています。
もちろん水温変化にも反応するとは思いますが、日光が当たって水温が上昇するのは表層のみで冬のバスがいる深場は温まりません。
深場にいる冬バスは、日照量や日照時間によって春の訪れを感じていると考えた方が自然です。
筆者の実体験としても、
大学生の頃は近所の野池へ毎日バス釣りに行っていたのですが、あるとき、毎日1分ずつ夕方の浅場への回遊時間がずれていっていることに気付きました。
これらのことから、バスは日光の具合で季節を感じていると思っています。
日光は暦に沿って一定に変化していくので、バス釣りには暦が重要なのです。
毎年、気温や水温、天候は異なりますが、なんだかんだで春のバス釣りが始まる時期はほぼ変わりません。
バスは暦に忠実なのです。
早春のブラックバスの行動パターン
春はブラックバスにとって1年の中でも有数の一大イベントである”産卵(スポーニング)”があります。
ブラックバスの産卵は、浅場にある岩や石(ハードボトム)の、水通しの良い(常時、新鮮な水が供給される)ところに産卵床を作って行われます。
早春は体力のあるデカバスから順に産卵のために浅場へと向かい、エサを荒食いして産卵に備えます。
早春は、
- デカバスに狙いを絞ることができ、
- バスの方もエサを強く求めている、
1年の中でも特にデカバスを釣りやすい超ビッグチャンスなタイミングなのです。
三寒四温
春になると、天気予報なんかで「三寒四温」という言葉をよく耳にしますよね。
三寒四温とは、
冬季に寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かくなることです。
これを繰り返して、だんだん春になっていきます。
”温”と”寒”の境界は、水温10℃です。
- ”温”のタイミングで表層から水温が上昇していき、バスにとってシャロ―の居心地が良くなる。
- ”寒”のタイミングでは、冷やされる表層を嫌って中層へ移動。
体力のないバスは、また深場へ戻ることもある。
体力のあるデカバスは浅場に留まって、急な冷え込みで動きの鈍くなった小魚やエビを食い漁る。
デカバスからしたら”寒”はエサ食べ放題のラッキータイム。
”温”と”寒”は、雨で切り替わります。
雨が季節を押し進めるのです。
雨を意識してみると、”温かい雨”と”冷たい雨”があることに気が付きますよ。
狙う場所
まだ春の始まりかけの段階で、
- 冬を引きずって深場にいるバスもいれば、
- いち早く春の始まりを感じて浅場へ向かっているバスもいます。
どちらのバスを狙った方がいいかというと、
断然、浅場のデカバスです。
理由は2つあって、
- 体力のあるデカバスは、早春にいち早く浅場へやってくる。
- 浅場に上がってきたバスは、バスの方からエサを強く求めている。
からです。
ここから具体的な狙いどころの解説です。
基本的には、釣り場は浅場に絞ってデカバスだけを狙っていきます。
浅場の中でも、越冬場となる深場と産卵場になる遠浅の地形の途中にある、一段深いところの石、切り株などにブラックバスはよく付いています。
この一段深い待機場所の特徴としては、
- ハードボトム(石や岩が沈んでいる)
- 障害物がある(沈み木、切り株など)
- エサとなる小魚なども集まっている
- 産卵場所の近くの一段下
などがあります。
朝夕マヅメなどの時合になると、バスは本格的にエサを求めて、一段上がって遠浅な地形でエサを追いかけ回したりもします。
ここでも同様に、石や木などの障害物があるところを重点的に狙って釣りします。
バスは障害物を壁にしてエサを追い込むからです。
ここでひとつ悩みどころとして、
釣り場の中にも浅場はたくさんあるので、
どこの浅場を狙えばいいのか?
という悩みが出てくると思います。
言ってしまえば、岸際は全て浅場になりますので、、、。
結論から言うと、
どこの浅場にバスが上がってくるのか、予測するのはなかなか難しいです。
- 水の流れ方
- 風向き
- 温かい雨だったか、冷たい雨だったか
などのいろいろな要素で、場所は変わってきますので。
基本は、日当たりがよく水温が上がりやすい場所にバスは上がってきやすいと思います。
ここは地道に釣り回って現場を様子見するしかないですね。
狙うタイミング
やっぱりいつの時期でも朝夕マヅメが一番アツいです。
早春の浅場にいるバスは、基本一日中いつでも活性は高いのですが、朝夕マヅメは特にエサを食べようと意識します。
釣れやすい日というのもあったりします。
- 暖かい晴れた日が続いたり
- 暖かい雨が降った1、2日後
は浅場が温まるので、浅場に上がってくるバスも多いはずです。
逆に、
三寒四温の”寒”で、急に冷え込んだタイミングも激アツです。
体力のあるデカバスは、急な冷え込みで動きの鈍くなった小魚やエビを浅場で食い漁っていますので。
ただ、冷え込みも数日続いてしまうと、いくらデカバスでも活性は下がります。
魚は変温動物なので、水温の低下は体温の低下に直結するからです。
”温”でも”寒”でも、変化直後のタイミングは魚の活性が上がります。
当日の天気だけでなく、1週間遡って天気の変わり目に注目してみてください。
早春のおすすめルアー
冬に深場でじっとしていてエサを追っていなかったバスは、一時的に視力(動体視力)が低下しているといわれています。
また、冬の間に一旦ルアーのことは忘れてしまうため、早春のバスはルアーにスレていません。
これらのことから、
早春に有効なルアーは、
サイズが大きく、波動が強く、うるさく、ゆっくり使うことができる
ものです。
具体的には、
- ビッグベイト
- スイムジグ
- ラバージグ
- スピナーベイト
- バイブレーション
- クランクベイト
などになります。
これらのルアーを、広範囲のバスに気付いてもらえるように横方向に広く巻きで使います。
〇 ルアーの色
春は赤色が定番です。
赤色は、
- ザリガニの色
- 水中でシルエットがはっきりと出てよく目立つ色
だからです。
↓早春のおすすめルアーについてこちらで詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
まとめ
以上、早春のブラックバスの行動パターンと釣り方解説でした。
ぜひこの記事を参考に、皆さんも浅場に狙いを絞ってデカバス釣りに行ってみてください。
釣果報告のコメントなどいただけると大変うれしいので、コメントお待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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