初心者さんへ

初心者必見!バス釣りのライン(釣り糸)の選び方 2ポイント解説!

みなさん、こんにちは。YTです。

いきなりですが、みなさんバス釣りのライン(釣り糸)にこだわりはお持ちですか?

ロッドやリール、ルアーばかりに注目が集まり、ついつい軽く視てしまいがちなラインですが、
釣りにおいては、ラインも非常に重要な道具のひとつです。

ラインは魚と釣り人をつなぐ欠かすことのできない架け橋です。

ロッドやリール、ルアーだけでなく、
ラインの特徴や選び方もしっかり理解しておきましょう!

  • バス釣りのラインっていろんな製品売られてるけど、結局何が一番いいの?
  • そもそもラインにはどれだけ種類があるの?
  • 選び方の判断基準が分からない。。。
  • ラインってそんなに重要な道具なのかな、、
    何でも良さそうな気がするけど。。。

この記事では、そんなお悩みや疑問を解決します。

この記事を読むことで、

  • バス釣りで使われるラインそれぞれの特徴
  • ライン選びの判断基準
  • 釣りにおけるラインの重要性

が分かるようになりますよ!

ぜひ最後までご覧ください。

ラインの重要性

ラインは魚と釣り人をつなぐ、欠かすことのできない架け橋です。

ラインがルアーの挙動に大きく影響し、
ラインによって釣果が変わってきます
ライン選びは釣果に直結するのです。

ラインも突き詰めていくと、かなり奥が深くおもしろい世界が広がっていていますよ。
ぜひこの記事で、その奥深さとおもしろさを感じ取っていただけたらいいなと思います。

絶対、ラインにもこだわったほうがいいです!

ライン選びの要素としては、以下の2点があります。

  1. ラインの種類
  2. ラインの太さ

以下、それぞれについて詳しく解説していきます。

ライン選びのポイント➀:種類

まずは、ラインの種類について。
ここでは、バス釣りでよく使う3種類のラインについて解説していきます。

バス釣りでよく使うラインは、以下の3種類です。

  1. フロロカーボンライン
  2. PEライン
  3. ナイロンライン

結論から言いますと、バス釣り初心者の方におすすめなのは、
ダントツで➀フロロカーボンラインです。
比較的万能選手で、最も数釣り出来るワームの釣りに最適だからです。

上図のように、ラインの種類によって水中でのラインの沈み具合が異なります。(水に対する比重が異なるため)
そのため、ラインの種類によって、使いやすい/使いにくいルアー、通しやすい/通しにくい水深 などがあります。

➀ フロロカーボンライン

フロロカーボンラインは、バス釣りで最も多く使用されるライン。

主な特徴

  • 素材:ポリフッ化ビニデリン
  • 比重:1.78(水に沈む)
  • 伸び:あまり伸びない
  • 硬さ:硬い
  • 感度:高い
  • 耐摩耗性:高い
  • 水中で糸が見えにくい
  • 扱いやすさ:やや難
  • カラー:透明

短所

  • 硬くて糸癖が付きやすいので、ライントラブルが起こりやすい。
  • PE・ナイロンと比較して飛距離は劣る。

ワームの釣りや障害物周りのにはフロロカーボンが最適です。
ラインを水底に沈ませて魚から隠すことができて、高感度で耐摩耗性も高いため。

フロロカーボンラインは比重が大きく水に沈むので
ラインの重さだけを利用してより自然にルアーを動かすこともできたりします。

➁ PEライン

PEラインは、ラインの細さに対して直線方向への引張強度が非常に高い。
ただし、耐摩耗性は低いので、障害物周りでの使用には要注意。

主な特徴

  • 素材:ポリエチレン繊維の編み込み
  • 比重:0.97(水に浮く)
  • 伸び:まったく伸びない
  • 硬さ:かなり柔らかい
  • 感度:かなり高い(伸びがないため)
  • 耐摩耗性:低い
  • 扱いやすさ:難
  • カラー:さまざま(透明は不可)
  • 劣化しにくく、長く使える。

短所

  • 耐摩耗性の低さ
  • PEとリーダーの結束が煩わしい
    耐摩耗性を補うために、フロロカーボンのリーダーを合わせて使う。
  • 風に弱い
    ライン自体が軽い(比重が小さい)ので、風に流されやすい。
    強風下では釣りにならない。
  • PE特有のライントラブルあり
    非常に柔らかいラインなので、ロッドのガイドにラインが絡まったり、リールの中でラインが絡まったりするライントラブルが起こりやすい。(慣れたら大丈夫!)

PEラインは、フロロ・ナイロンと比較して同強度でも細いラインを使用できるので、水を切りやすい。
そのため、深場や流れの速いところで操作しやすい。
また、軽くて柔らかいラインなので遠投性能が高い(=ルアーがよく飛ぶ)。

リザーバー(ダム)や河川、琵琶湖など広大で水深のある釣り場でのワームの釣り、巻物の釣りに向きます。

また、水に浮くラインなので、
表層〜水面直下で使うトップウォーター(ポッパー、ペンシル、羽モノなど)の釣りにも最適です。

➂ ナイロンライン

水なじみのよい適度な比重に、適度な伸びとしなやかさ。
とても扱いやすいラインです。

主な特徴

  • 素材:ポリアミド
  • 比重:1.14 水より若干高い(水の比重は1.0)
    水に若干沈む
    PEのように水面には浮かないが、フロロほど沈むわけでもない。
  • 伸び:よく伸びる
  • 硬さ:柔らかい
  • 感度:かなり高い(伸びがないため)
  • 耐摩耗性:低い
  • 水中で糸がはっきりと見えてしまう
    (魚に違和感を与えやすい)
  • 扱いやすさ:易しい
  • カラー:さまざま

※ナイロンラインはしなやか
柔らかすぎず硬すぎない、適度にコシがあって扱いやすいのがナイロンライン。
一言でいえば、しなやか

  • 結束強度が高く、
  • スプール(リールの糸巻部)にもよく馴染むので、
    ライントラブルも起こりづらい。
  • そして、ルアーがよく飛ぶ。

短所

  • 劣化が早い
    ナイロンラインは水を吸いやすく、紫外線の影響も受けるので劣化が早い。遅くとも1ヵ月に1度は交換したほうがいい。
  • 耐摩耗性の低さ
    引張強度はフロロより高いが、耐摩耗性は低いので障害物に擦れるとすぐ切れる。障害物周りでは使えない。

※よく伸びるのは、長所にも短所にもなりうる。

○ 長所としては、
・ルアーを引っ張りすぎないので、ルアーの動きを殺さない。
・魚の引きをラインが吸収してくれるので、魚が暴れても力を逃がすことができる。

✕ 短所としては、
・ラインが力を吸収するので、感度はよくない。(=魚が当たりが分かりづらい)
・水中の水草を切りながら釣りする場面では、伸びやすさが邪魔をする。

これらの特徴から、
ナイロンラインは巻物系ハードルアー(クランクベイト、バイブレーションなど)に適しています。

 

リフト&フォール性能

PEとナイロンラインは水に浮くためきれいにリフトさせることができるので、リフト&フォールに適する。

一方、フロロカーボンラインは水に沈むため、高くリフトさせようとしても横方向に動いてしまう。リフト&フォールには適さない。

結論:まずはフロロカーボンから始めてみる

ここまで、3種類のラインについて解説してきました。

それぞれに長所短所があり、どれを選んたらいいのか迷われるかと思います。
使い分けるのも簡単ではないですよね。

とりあえず、バス釣り初心者の方が最初に使うラインとしては、
フロロカーボンラインをおすすめします。

理由は、

  • いろいろなルアーへの汎用性の高さ と、
  • 初心者の方にも魚を釣りやすい、ワームの釣りに最適 だからです。

ライン選びのポイント➁:太さ

次に、ライン選びの2つ目の要素「ラインの太さ」の話に入っていきます。

おすすめ

まず、結論から言うと、
おすすめなラインの太さは、

  • スピニングタックルを使う場合:6lb
  • ベイトタックルを使う場合:14lb です。

※厳密に言うと、ラインの太さについても、細いライン/太いラインそれぞれに長所・短所がありますので、それぞれの特徴を理解して使い分ける必要があります。

※ラインの太さは、lb(ポンド)で表記する。

ラインの太さは、引張強度であるlb(ポンド)で表記されます。
1lb ≒ 0.45㎏ です。

太さの目安としては、

  • 〜6lb:細い
  • 7〜14lb:中間的
  • 15lb〜:太い

というイメージです。

以下、細いライン/太いラインの長所・短所をまとめていきます。

細いラインの長所・短所

○ 長所

  • バスに見切られにくい。
    以前、琵琶湖でセンドータカシさんにバスボートでガイドしていただいたことがあります。
    このとき、子バスから良型まで数釣りを経験させていただいたのですが、ラインは細ければ細いほどバスが食ってくるということがありました。
    4lbと6lbでも全然魚の反応は違って、4lbの方が圧倒的に魚が当たってきました。✕
  • よく飛ぶ。
    ライン自体が軽く、細いので空気抵抗も小さいからです。
  • 水切りが良い。
    細いラインほど水中での抵抗も小さいので、水を切れます。
    水深の深い場所や流れの速い場所でもルアーを操作しやすいです。

✕ 短所

  • 強度が落ちる。
    単純にラインが細ければ細いほど強度は落ちるので、ラインが切れやすくなります。
    魚は当たってきやすくなりますが、その反面、キャッチ率は下がります。
  • 釣り人からもラインが見えにくくなる。
    手に伝わってくる感蝕ではなく、水中に垂れるラインのたるみ具合やルアーが水中に沈んでいく時のラインの動きからしか魚の当たりが察知できない場合があります。
    ラインが見えていないと、せっかく当たりがあっても気付けません。

太いラインの長所・短所

○ 長所

  • 強度は高い。
    魚に食わせてからのキャッチ率は上がります。
  • ルアーをよりキビキビと動かすことができる。
    ラインが伸びにくいので、ロッド操作をそのままルアーに伝えることができます。

✕ 短所

  • バスに見切られやすい。
  • 飛距離が出ない。
    ライン自体が重くなり、太いので空気抵抗も大きくなるためです。

 

ラインの太さの選び方をしては、

  • スピニングタックルを使う場合:6lb
  • ベイトタックルを使う場合:14lb

を基準にして、

  • 魚がスレている場合(釣り人の多い人気な釣り場、野池のような小規模な釣り場など)や、
    広大な釣り場(リザーバー(ダム)、河川など)で飛距離を出したいときは、
    ラインを細めにする。
  • 障害物周りでの釣りやロッド操作でルアーに動きを加える釣り(ジャークベイト、ペンシルべイトなど)がメインの時は、
    ラインを太めにする。

という感じに使い分けるといいです。

まとめ:まずはフロロから始めよう。

バス釣り初心者の方は、まず最初はフロロカーボンラインから始めてみてください。

太さは、

  • スピニングタックルの場合は、6lb
  • ベイトタックルの場合は、14lb

筆者のオススメラインはこちら(↓)。

出典:seaguar.ne.jp

R-18フロロリミテッド(シーガー)

信頼と実績のシーガーのド定番フロロカーボンライン。
フロロカーボンなのにかなりしなやかで使いやすいです。

 

慣れてきたら、「このルアー使いたいから○○ラインの○○lb」と杓子定規に考えるのではなく、
「この状況でこのルアーを使ってこんな状態の魚を釣りたいから、このラインのこの太さが調度よさそう!」と自分なりに考えてラインを選んでみてください。

また、ライン選びは、ラインの種類や太さなどの特性だけでなく、
その人にとっての使い心地も大事な要素になってきます。
人によって合う/合わないがあります。
これは実際に使いこんでみないことには分からない感覚的な部分なので、いろんなラインを実際に使ってみるしかないです。

ラインによってルアーの動きやコース(軌道)が大きく変わり、
釣果に大きな影響を与えます。

上手くラインを使いこなすことで、釣りの難易度はグッと下がりますよ。

ぜひみなさんも、ライン選びのおもしろくて深い世界に入り込んでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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